約束の日になった。


待ち合わせ場所の駅で待っていた

母の目は少し冷たい


天気は豪雨だった


私の心の中は嵐だった。



お母さんは目を細めた、豪雨の中を歩いてくる若い男性が私達の方にやってくる。


私はすぐ、それが兄になる人だと直感した


「お待たせしてしまって申し訳ありません、こんにちは」


男性は傘を閉じてそう言った