よく考えるととんでもない会話だな、なんて思いながらため息を吐いて、俺は渋々了承した。


「はぁ…、ほら行くぞ」

「やったね♪」


俺と遊華は、呪文を唱えると2人で窓から外に飛び出した。


「う~ん、やっぱ空飛ぶのって最っ高!」


「おい、遊華!姿は消えても声は消せないんだから、まだ静かにしてろよ」


「はぁ~い」


俺と遊華は、どんどん上へ上へと上がっていく。

ある程度上まで上がると、俺と遊華はそこで止まった。