――スタスタ
磨刃は無言で戻っていった。
拓「姫の安否がわかったら即戻ったね」
まぁ……一応心配してくれたみたいだし、いっか☆
空「それよりそこの君。姫をいじめた理由は?」
空ニィがパンダ目に聞いた。
「この女が……蝶龍と雷蝶と龍神の皆様に媚売って近づいたから」
みんな「………………」
どっからどう見たらそうなるの?
空・郁「姫は俺たちの妹なんだから仕方ねぇし!!」
「……妹?」
ってか、あたしが空ニィと郁ニィの妹って知らずにいじめてたのかよ!!
優「ってかこいつ、蝶龍の総長だから。
蝶姫って知ってるだろ。
だから、媚売るって問題の前に、こいつは俺のもの」
やば……ちょーはずい。
「す、すみませんでした。
そんなお方だとは知らず……」
あ、遂に泣き出しちゃった!!
和「ま、これに懲りたならもう姫には手を出さないことだね」
和輝がそう言うと、泣きながら顔を真っ青にして逃げてったし。
ってか、結局は逃げるのかよ!!
そう思ったみんなでした。