拓「どういうこと?」


『優斗のこと、親父が気に入ってるからな。次期組長、優斗に決まったも同然だよね』


優「そしたら姫は鮎川財閥次期社長だな。
俺等2人、五歳でアメリカの有名大学
飛び級で何個か卒業してるし」


『イヤだよねぇ。
じきに蝶龍やめなきゃだし。
兄貴たちどっちか継げよ。
てか、政略結婚しろって言われる前に結婚しようね。
あたしは暴れられないけど……』


優「まっ、桜龍と色蝶は続けようぜ。
そしたら暴れられるだろ」


『そうだね……』



雷蝶(次元が違いすぎる……)



しばらくそんな感じで、
雷蝶からしたら、自慢話ともとれる話を2人はしていた。



――ドタドタドタドタ


『なんか地鳴りがするんだけど気のせい?』


光「いや、俺等も聞こえる」


――ドタドタドタドタ


キィーッ


――ガチャ


和・磨・湊「姫!」



『・・・おまえ等かよ!!地鳴りかと思った!!』


優「まぁまぁ、そう言わず」


湊「姫と優斗、襲われたって!?」