だけど、その屋敷でも黙秘を続けたあたし。


そしたら、多分屋敷の主がキレてあたしを刺そうとした。


だけど、間一髪の瞬間、優斗から連絡を受けた親父が来て、助かったってゆう。


あたしはまだ小さくて、組とかよくわからなかったけど、もしかして……


父「あのとき姫華をさらったのは当時榎本組が所属していた葛城組[カツラギ]組だ」


空「葛城組って……」


郁「前に俺たちが倒したよな?」


前に色蝶で倒しに行ったから、もう今は無いはず。



父「あぁ。葛城組はもう無い。
今回の榎本組のことは、葛城組の敵討ち、全国トップを狙う、っていうのが目的だろ」


なるほど……



『てことは、あたしたちが色蝶してることが、バレてるってことだよね』


父「葛城組の奴が情報を漏らしたんだろ」


『あたしたちが蝶龍、龍神の総長だってことは知ってるのかな?』


郁「俺たちはバレてるんじゃねぇ?」


空「姫と優斗は最近までアメリカにいたし、トップシークレットなことが多いからバレてないんじゃ?」