「花帆ちゃんおはよ。いつも起こしにきてくれてありがとね。ほら龍哉もお礼くらいいいなさいよ!」


私の髪を触りながらりゅうくんのお母さんが言った。


「うっせーな。ほら花帆早く学校行くぞ。」


そう言って強引に私の手をひいて玄関をでる。


「あ、うん。りゅうくんお母さんいってきます!」


「いってらっしゃーい」


笑顔で手をふるりゅうくんお母さん。


りゅうくんの自転車の後ろに乗って私たちいつも学校に行く。