凛とフェンリルが言い争っていると、


「「「キャーッ!!シャル様がいらっしゃったわー!!!」」」


「今年は何ヶ月ぶりかしらー♪」


「あぁ!!私嬉しすぎて目眩が……!」


私はついびっくりして、混合魔法を止めてしまった。
と、そこであることに気付く。


「そういえばっっ!!フェンリルっ!!対校マッチってなんなの?」


「あぁ、対校マッチってのは読んで字の如く、他校との勢力戦だ。各学園の名誉を賭けて争うんだ。所で急にどうしてそんな事を?」


「えっとね、フェンリルが寝ている間に放送があって、午後から抜き打ちトーナメントがあるみたいで、このトーナメントの成績で今回の対校マッチの選手?を決めるって言うから、ちょいと気になってね。てか抜き打ちってなにさ。理事長馬鹿でしょ。絶対伝え忘れて抜き打ちにしちゃった☆テヘペロー的な感じだよね!絶対!!」


そう思って言ってみると、


「いや、毎年こんな感じだぞ?」


とフェンリルが返してきた。