その後、まだ眠かったので取りあえず寝ることにした。



    ***



次に私が起きたのは2限が終わったすぐ後だった。

私は誰かの視線を感じると思い、ゆっくりと起きると、何か無駄に可愛い男子?がもの凄い近距離で此方を見ていた。
その後ろではフェンリルがテンパっていた。(実際雰囲気がそうなだけで、顔とかは普通の顔してる。)


「えーと……。近い。」


「……………………。」


「だから、近い!!」


「…君………誰……。」


「へっ?私?」


そう言うと、その男の子がコクリとか頷いた。(何だ!!その可愛い動作は!!)

そう思っている私の近くの奴らが男女関係なく倒れていった。


「そっか、君いなかったもんね、でも私も君の名前分からないから後で教えて。」


「………分かった。」


「私の名前は乃之宮 凛。あなたは?」


「…………リヒト・リ・セキラ。」


「私の事は凛って呼んで!えっとじゃああなたの事はリヒトって呼んでもいい?」


「…………コクリ」