「まっ、そういう訳だから!!
私此処に留まるわ!」

「そうか…。
まぁ自分で決めた事に俺はいちいち文句なんて言いたくはないが、本当に良いのか?それで。」

「うん!女に二言は無いっっ!!」

実際は男に二言は無いだが、そこは気にしてはいけない。

と、フェンリルは急に、
「凛は何歳なんだ?」

と聞いてきた。

「16だけど?それがどうしたの?」

「凛、この世界では25歳からが成人だ。
で、必ずどの国も25歳まではある学園に通わなくてはならない。
まぁこの学園には金持ちや貴族しかこないんだが、この世界に留まるのなら凛にはこの学園に入ってもらわなくてはならないんだ。」

「私別に普通の学校でいいのだけど?」

「凛は俺の親戚だというふうにするから駄目なんだよ。あっ因みに俺と凛は同い年だからな。」