「順子に秀よぉ」

「びくっ なによ」

「そうだ」

「あたしら、縁切るんだよね?」

「あぁ」

「心は、ちゃんと守れよ」

「言われなくてもするさ」

「でさー、弟として出回るといけないから、あんま外とか出さないで」

「なんでだ」

「殺されてもいいの?」

「....ッ」

「殺されてもいいなら、別だけど」

「殺さないようにするのにどうすればいい?」

「まず、銀のアド、そして電話番号教えとく」

「ああ」

「出かけるときは、銀をつれていって」

「なぜ」

「秀、そして順子の顔は出回ってる」

「「.....」」

「働き口ねぇだろ?」

「「あぁ(ええ)」」

「これから、銀たちが働き口を紹介してくれるそれから、心にはコレを渡しとく」

「それ...」

「まさか」

「そう、そのまさか、心は私の弟だと絶対ばれない」

「それは」

「...あったのか?」

「15万したよ」