「んだと…?」

「つーか、お前呼ばれてねぇくせに
何でここにいんだよ。」




谷川君は冷たい視線を2人に向けた後、そっぽを向いた。

2人のこめかみがピクッと動いた。


谷川君は安藤君と再開して以来、安藤君にベッタリだ。

安藤君が谷川君を呼ばなかったのは“あえて”のようで。

谷川君が必ず来ることを予測していた。



「はい、はい、それじゃあ。
1年の教室を……」



僕は、蛇穴君と松木君と元気君と2年生の教室担当になった。


 …蛇穴君か。


僕はチラッと蛇穴君を見た。

僕は蛇穴君に苦手意識を抱いていた。

松木君と元気君が一緒で良かった~。