「ねみぃー。」

「何で土曜なのに
学校来なきゃいけねえんだよ。」


安藤君の命令でホール前に集まった僕たちは、安藤君待ち中だ。

安藤君を待ってる間、みんなぐちぐちと文句を言っている。

相変わらず、文句の多い人たち。


安藤君の命令で集まったのは、僕と原田輝と元気君、ここまでは当然集まるべき人たち。

プラス、蛇穴君にショウ君、間宮君、一之瀬君。

オマケとして、松木君と矢野さんと谷川君もいた。



「みんないるねー?」



安藤君はバケツ一杯に入った液体とモップを10本ぐらい持ってきた。



「学校全部に
ワックスかけてもらうから。」

「安藤!
何で俺たちがやんなきゃ
いけねえんだよ。」

「他の奴らにもやらせりゃいいだろ。」



一之瀬君と蛇穴君は安藤君に文句をぶつけた。



「だって人多いと
ワックスかけにくいし、

登場人物多すぎると
困っちゃうでしょ?」

「「誰が困るんだよ!」」



つかさず2人は突っ込んだ。

そんな2人に、



「嫌なら帰ればいいだろ。」