「特別教室の方はどうなってるかな~。」
そういえば、今までクラスごとに清掃用具を配って、原田輝たちを探して…。
特別教室の方は1回も見ていなかった。
僕の予想だと、ちゃんばら、ホッケー、ケンカをしていると…
「えっ……大丈夫?」
特別教室の方へ行ってみると、僕の予想は大はずれ。
本の保管室と思われる所から、本の雪崩を起きていた。
雪崩の中には間宮君やら数人が埋もれていて、救出途中だった。
「松木君、何があったの?」
「あー……う~んと…」
松木君君は頭をポリポリと掻いて、どこから話そうか悩んでいた。
この流れだと、話せば長くなるパターンだと思う。
「…話せば長くなるんだけど…」
やっぱり……
今度は僕の予想はバッチリ当たった。
その後、無事間宮君たちは救出された。
こうして、大掃除1日目が終わった。