“ガラガラガラ~”



「安藤君?」



僕は安藤君に頼まれたことをやった後、生徒会室に来るように言われたけど、安藤君はいなかった。


 きっと原田輝たちと
 打ち合わせ中なんだろうな


僕は何となく生徒会室を見回し、テーブルの上にあったノートパソコンに目がいった。


 ショウ君のだよね?
 大切にしている割りに
 扱いは適当なんだから…


僕はノートパソコンを閉じようとテーブルに近づいた。



「安藤君?」



ノートパソコンはビデオ用になっていて、なぜか安藤君が映し出されていた。


 安藤君に…この人は…!?


画面はすぐに切り替わり、別の映像が映し出された。



「おい、黒田!
俺のパソコン…あった!!」



ショウ君は生徒会室に来るなり、ノートパソコンを僕から奪い、中身をチェックした。



「ショウ君どうしましょう……」

「何が!?」