「すごい!
あと300人きってるよ!」
名簿を見て、ワーキャー騒ぐ原田輝。
僕はその様子をソファーに座って見てた。
ふかふか~
最近の僕のお気に入りのソファー。
生徒会室が出来て、その次の日。
生徒会室はさらに進化していた。
壁は綺麗に塗り直されていて、家具類は全て新品、窓ガラスも割れにくいものに張り直されていた。
こんなこと出来るのは1人しかいない。
安藤君に聞いても知らん顔して、何か知っているくせに、何も教えてくれなかった。
「後は…あっコイツらか。」
残りは上位3名とその子分たち。
最後に1番手強いのが残るのは、当たり前か。
「りょう、さっきから
何難しい顔してるの?」
「この谷川正也(ショウヤ)って…」
「No.3だよ。
あたし、谷川と
同じ学区だったから知ってるよ?」
それでも安藤君は難しい顔をしていた。
何か気になることでも
あるのかな~?