入学式はあっと言う間に過ぎてしまった。



そして、私は家に帰る。

「悠莉!おかえり!」

ソファーに座ってたお兄ちゃんが真っ先に言う。

『たっだいまー!』


私はお兄ちゃんに飛び付く。実は、私、ブラコン。

お兄ちゃんは私の頭を撫でてくれる。


お兄ちゃんもシスコンだったりー、なわけで、とってもいい家族に恵まれている。

「おかえり、悠莉!」
お母さんはキッチンで料理をしていた。


今日は私の入学祝いだとか言ってはりきって作ってる。


私はそんなお母さんが大好きだった。