『先生って……彼女…いるんですか?』


今なら、聞ける気がして、勇気を振り絞って聞いてみた。



「いないよ」



え?



いないの?


まじで?



やばい、嬉しすぎる!〜〜


『先生、私、先生が好き』



「なっ///」


はっ!?私何いって………


「あの…」


『あっ、あの…今の忘れて下さい』


キャー、私、本当に何いってんのー!?


どさくさに紛れて、こっ、告白しちゃった。


しかも、……………先生に


先生困るよね。

急にそんな事言われたら。



二人とも、無言のまま車が進んでいった。

キキー


「つ…いたよ」


『あの、ありがとうございました。』


「おお。」

私は先生の言葉も聞かず、逃げるように、車からすぐ離れて、玄関に行った。