「悠莉ー!パス!」


後ろから、愛弓と優太のペアが走って来た。


そのまま、私と真鍋くんはおもいっきり走った。



アンカーの大島くんペアに渡したあと、真鍋くんが、

「俺、まだお前がやっぱ好きだわ。」


え?


「酒井が近くにいるだけで、俺の心臓爆発しちまいそうだったし///。」


かぁ/////

赤くなってる私に、


「酒井って…、大嶽先生が好きだろ。」



なっ………なんでわかったの?



「あ、今、何で分かるの?って思ったでしょ。」


「酒井見てれば分かるよ。大嶽先生が打ち合わせで一緒だった時、めっちゃ、顔が違ってたし。担任になったら、目が急に変わってて、わかりやすすぎだって!笑」



え?私、そうだったの?

自分ではあんまり、気付かなかった。


確に、担任の時はやる気なかったけど、、、。


私、先生の前で、どんな顔してたんだろ。


「まぁ、相手が、大嶽先生だからかなわないし…、諦めようかと思ったけど…………やっぱ無理だわ。」


『真鍋くん……』


「好きなもんは、好き!笑」


ありがとう。

私なんかを好きになってくれて。


「大嶽先生と頑張れよ!」

『うん!ありがとう。』





「━━━障害物競争、優勝、1年3組。」


「おぉ!俺ら優勝じゃん。やったな。じゃぁ、本部に戻るか。」



『うん!』