「空見てたの?俺ねぇ、空すっごい好きなんだ!昔から、空見てると落ち着くっていうか、、、なんか安心するんだよね。」

『え、そうなんだ。』


「悠莉ちゃんも空好きなの?」


『う…ん、まぁね』

本当は好きじゃない、むしろ、嫌いといってもいいだろうか。

空はいつでも、私を見ていて、見透かされているようで…。



でも、この人は違った。


この日から、琢人とは仲が良くなった。

初めは、苦手そうな人だったのに、話せば話すほど、良い人だなぁ、って思えた。


私はどちらかというと、 一思考で考える方。

琢人は、いつでも前向きで、+思考な人だった。

きっと、そこに惹かれたんだと思う。