そしてその子は切なく微笑んだ。




守りたい。

その時俺は素直にそう思ったんだ。


「ねぇねぇ、キミ家どこ?」

晃平が気を聞かせて聞いた。

「次の次で降ります。」


「おぉ!お前一緒じゃん!!送ったれよ」


「あぁ。」


晃平のせいと言うべきか、おかげと言うべきか、
俺が送る事になった。