担任の長いホームルームも終わって私は帰る支度をした。




「君、奈々ちゃんって言うの??」




突然、春樹の席に来た男の子が私に話しかけてきた。



「あ、うん。奈々です」




「俺、春樹のダチの優斗。よろしくね奈々ちゃん」




「うん。よろしくね」




優斗くんはちょっとチャライけど良い人そうかな。




「奈々ちゃん、良かったらメアド教えてくんない??」



びっくりして固まっていると…。




横から里香が来て、

「優斗くん、あたしにもメアドちょうだい」




里香はかなり積極的だなーと思っていると、




「ほら。奈々ちゃん早くメアド!」




私はしょうがなく優斗くんにメアドを教えた。