『ありがとうございます。相談に乗ってくれるなんて…嬉しいです。』


『そんなに嬉しいか。』


『だって先生が初めてですもん。今まで相談相手とかいなかったから。』


『そうか。じゃあ俺が最初の相談相手ってことか。うんうん。』


『えっ?』


『なんでもねーよ。』


と笑いながら席を立った。


『そろそろ俺は、部活に顔出さなきゃなんねーからさ。山瀬はもう帰るか?』


『はい。帰ります。』


『じゃあ気を付けて帰れよ。』


『さよなら。』


『おう。さよなら。』