「信じて貰えないなら、信じて貰えるまで言うよ。信じて貰えるようにする。

ただそれだけだ。好きだよ、夢鈴。何度だって言える。夢鈴が好きだ、好きなんだ」


「（！！）だけど…、ずっと…」


「連絡しなかったのは謝る。ただ、正直言うと…どう接していいのか、

わからなかったんだ。どんな言葉を掛けていいのかわからなかった…。

同情や慰めみたいな言葉を掛けて傷付けるのが怖かった…。

そんな言葉、どうしても言いたくなかったし、言えなかった。

だから、連絡出来なかったんだ。ごめんな」


そんな…透夜がそんな風に思ってくれてたなんて…。


知らなかった…。


「だけど、それでやっとわかった。あのとき、お前の後ろ姿を見て、

ようやく確信出来たんだ」


「…え？」


「お前が好きだってこと」