キィーと音を立てて屋上のドアを開ける。 と、目の前に女の子が立っていた。 「えーと、君が香奈ちゃん?」 「そ、そうです」 敬語のところを見るとどうやら1年生らしい。 「頼みたいことって一体どんなこと?」 柔らかい笑みで語りかける。 「じ、実は………」 一度躊躇うように顔をしたに向けたが、覚悟を決めたのかまた前を向く香奈ちゃん。 「………私の彼氏になって欲しいんですっ!!!!」