「てめぇ……!!」 そう言って男の一人が腕を振り上げる。 しかしなんなくそれを止めると華鈴は腕を捻りあげた。 「こんな時期に停学なんかになったら進学は絶望的ですよ?」 その顔に戦意を根こそぎ奪われた先輩方は教室を後にした。