今日じゃ‥









「き、今日じゃないの!!????」






嘘‥‥


ヤダヤダヤダ



私はお兄ちゃんと‥‥





勉強を‥‥‥










「う、っぅ‥‥」








怖さと悔しさで

こらえていた涙が

溢れ出す。








「な、泣くなよ‥‥」







シンのその声は

細過ぎる

切ない声






けど今の私は



感情を押さえきれなかった。





「帰りたいよ‥‥」





掛け布団には次から次へと、大粒の涙が


ボタボタとこぼれる。






「ぅう、っっ‥」






頭に浮かぶ

過去の出来事




なんでこんな時に??




薬、薬は‥‥





すると


バッとなにかが

私に覆い被さった。




その正体は





‥‥‥シン。