零音はいま なに考えてんのかな? 零音の顔がみたい。 エンジンの音が家の前で止まると、玄関のドアが開いた音が静かな部屋に響く。 母親の甲高い声が俺は嫌いで、父親の低い声はもっと嫌いだった。 零音と兄貴が部屋からでる音と共に、母親は兄貴をべた褒め。 うるせぇよババァ 俺の部屋まで聞こえてんだよ。その甲高い声