わかってる

彼女たちは

私と遊びたいんじゃない




この人たちに会いに来たんだ






「‥は?」







眉間にしわを寄せて

聞き返す弟。






「あの、今日、デートに‥」





「いいけど‥零音と遊ばないの?」






由奈はチラッと私の方を見てから、また楓斗の方へと視線を戻して‥‥







「いいの!別に遊びになんて来てないし!!

楓斗クンに会いに来たの」