あわてて振り返ると、そこには楓斗が不思議そうに私を見ていた。
「な、なに!??」
「あれ‥‥1人?」
脈が波打つ
へんな感じがした。
1人
独り
「楓斗〜この人だぁれ?」
向こうから現れた
小柄で可愛い女の子。
けれどこの子‥
なんとなく由奈に似ている気がした。
「あ、俺の姉貴」
姉貴‥なんだ‥
どこか寂しい
私たち
やっぱり‥‥
「ふ〜ん‥お姉さん‥」
彼女は私を
脚から顔まで見ると
クスッと笑って言った。
「アタシ、楓斗の彼女の愛魅です」
え‥‥
彼女????
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