新しいクラスで、初めての日の朝、教室ではガヤガヤと、知り合い同士がみんなしゃべっていた。
私は、あまり知り合いがいなかった。
ほんとに、男子ばっかり!
そして、数少ない女子のなかに、坂井さんがいるのを発見して、ドキッとした。
彼女も、理数系だったんだ…。
私は、元カレのシマと坂井さんが、私の目の前でいちゃつくのかと思うと、かなり心が重かった。
これから1年間、大丈夫だろうか…。
でも、不思議なことに、その後見ていると、シマと坂井さんは、いちゃつくどころか、休み時間に話をすることも、ほとんどなかった。
いったい、どういうことなんだろう…?
4月のある日、昼休みが終わった瞬間、名ばかりのクラス委員長が、だだっと教壇に立って、まだざわつくみんなの前で言った。
「えっと、今度、このクラスの親睦会をするので、希望者は紙に○してください。席順に回すように! 先生に見られないようにね!!」
それだけ言うと、委員長は、何食わぬ顔で、席に戻った。
そのとき、次の授業の先生が入ってきた。
親睦会の参加の紙は、翌日になってから、私のところに回ってきた。
見ると、場所は居酒屋。
ああ…。やっぱりみんな、飲む気なのね。
私は、あまり知り合いがいなかった。
ほんとに、男子ばっかり!
そして、数少ない女子のなかに、坂井さんがいるのを発見して、ドキッとした。
彼女も、理数系だったんだ…。
私は、元カレのシマと坂井さんが、私の目の前でいちゃつくのかと思うと、かなり心が重かった。
これから1年間、大丈夫だろうか…。
でも、不思議なことに、その後見ていると、シマと坂井さんは、いちゃつくどころか、休み時間に話をすることも、ほとんどなかった。
いったい、どういうことなんだろう…?
4月のある日、昼休みが終わった瞬間、名ばかりのクラス委員長が、だだっと教壇に立って、まだざわつくみんなの前で言った。
「えっと、今度、このクラスの親睦会をするので、希望者は紙に○してください。席順に回すように! 先生に見られないようにね!!」
それだけ言うと、委員長は、何食わぬ顔で、席に戻った。
そのとき、次の授業の先生が入ってきた。
親睦会の参加の紙は、翌日になってから、私のところに回ってきた。
見ると、場所は居酒屋。
ああ…。やっぱりみんな、飲む気なのね。