「そうか、友達か。そうだよな、乃愛に彼氏なんて…その男は許せないからな…」




パパ恐いよ…





これじゃいつまで経っても咲斗を紹介出来ないよ…





「君、名前は?」



「柚原咲斗です」



「柚原君か…最初に言っておくが乃愛に手を出しだらダメだからな」



「あ、はい…」




咲斗、目が泳いでるよ…



「春夜、秋希、大和(ヤマト)そろそろ帰るわよ」





「は~い」



「もう帰んのかよ…」



「もうちょっと乃愛と「帰るわよ」



「はい…」





ママが私の耳元で


「乃愛もう帰るから、彼氏君と仲良くね」


マ、ママ!?

わかってたの?




ママは私にウインクをして帰っていった





やっぱりママはすごいなぁ…


私達のことなんでもわかっちゃうもんね





「おじさん相変わらずだな…」



「お父さん、すごいな…」



「純、ありがと、おかげで助かっちゃった」



咲斗には嫌な思いさせちゃったよね…?


「なんのなんの。つーか俺、帰るな、じゃあ」







「咲斗…さっきはごめんね?パパが…」



「ん?大丈夫だってまぁ…手を出すなって言われたけど…いつか絶対ちゃんと挨拶すっから!!」




「そうだね…その時はよろしくね」




その時は大変そうだけど…そんな日が来たら嬉しいな…