「夏輝は仕事、冬翔は大学」
「今日からなんだぁ…」
私の家は、私を含めて五人兄弟。
私は末っ子。
私の上には姉が一人と兄が三人いるんだ…
一番上は12歳違いの秋希お姉ちゃん
二番目は10歳違いの夏輝お兄ちゃん
三番目は8歳違いの春夜お兄ちゃん
四番目は4歳違いの冬翔お兄ちゃん
お姉ちゃん達の生まれた季節は名前の通り
私は季節なんか関係ない名前だけど…
なんか一人だけ仲間外れにされた気分になる…
今では気にしないけどね
「乃愛って兄弟多いんだな…」
「うん、五人兄弟だから」
「「………乃愛、その男は…?」」
パパ達、気付くの遅いよ…
あっ!!
パパ達に咲斗が彼氏って知られちゃマズイ…
どうしよう…
「えーと、俺は「おじさん、こいつ俺と乃愛のダチなんだ。乃愛のこと心配して来てくれたんだ」
純、ありがとぉ!!
でも咲斗は不服そう…
「咲斗、ごめん今は付き合ってること黙ってて…?」
「わかった…」
納得してくれてよかった
もし今、パパ達に付き合ってるなんて言ったら……やめよ…考えただけでも恐ろしい…
きっと…別れさせられる…
そんなのやだ…
せっかく仲直りしたんだもん…