寝室に入って、化粧をした。
まだ少し頭がズキズキしてたけどどうでもよかった。今はシンに思いっきり強く抱き締められたくて、沢山キスをしてほしかった。彼に飢えてる自分が少し嫌になった。
「めい。コウ帰るってよ」
シンが扉を少しあけて言った。
「そうなんだ。早いね。」
内心2人になれる事と帰ってくれる事が嬉しかった。でも私は残念そうな顔をして玄関まで行った。
「ごめんね、コウくん。寝てて悪かったね…」
「全然全然!いきなり来て悪かったよ!また来るから!そん時は連絡するよ。じゃな」
「送らなくて大丈夫か?」
「いいよ!駅そこだしな!またくるわ!」