ただそう呟いた。


玄関のチャイムがなったのも、やっぱりどうでもよかった。
何秒か考えたすえに、ここは彼のうちだから、彼に用がある人だ。だから用件ぐらい聞いておくべきかと思い、玄関に向かった。


「はい」


「あっごめん。シンいる?彼女?てか同棲してるの?俺シンの地元の友達でさ!その~遊びにきたんだけど!いやっそのさっサプライズみたいな感じでね!サプライズっつーかただ遊びにきただけだけどね!で、彼女?シンいる?」


「今仕事行きました。同棲してるわけじゃないです。」