「咲那、相変わらずちっちぇな(笑)あはは」
昔からこうやって咲那の事を馬鹿にする海人。
「もう、うるさいよ!伸びないの。べーだ」
「まぁまぁ。落ち着け、咲那元気だったか?」
いつも冷静で、お兄ちゃん感覚でしたっていた紫龍。
「当たり前よ!元気は咲那の取り柄だから♪」
「それしか取り柄ないもんな、咲那には」
「海人は黙ってて。今は紫龍と喋ってんの!」
あぁ何か懐かしいな……
昔も咲那と海人はよくこうやって口喧嘩してたな
「保育園以来だよね、うちら。会いたかったよー!」
そうやって抱き着いて来たのは昔から性格が落ち着いてて優しい寛奈。
「うん!何か皆と同じなんてびっくり!!安心したぁ」
ホント良かった。
知ってる人がいて。
「ねぇねぇ、クラス表見に行こうよ!!」
「うん♪」
詩穂の言葉で、私達はクラス表を見に行った