「そんな訳‥‥‥」

俺は橋本から顔をそらした。

「照れんなって!」

橋本はまたもや俺の坊主頭を撫でる。

俺は田中夢乃を見た。

田中は何事もなかったかのように髪をとかしている。

嘘‥だよな。