最後は俺らが憧れてる麗蝶のことだった。
「王蝶は……。」
バタッ
急に美姫が倒れた。
美姫を実家につれていくことになり,俺らもついてきた。
美姫が起きるのを部屋で待っていると,龍希さんが俺らに話しかけてきた。
「美姫はな?ケンカ強いけど…心は誰よりも弱いんだ。すぐに傷つく。だから自分で自分に嘘ついてるんだ。誰にも頼らずに,一人で頑張ってる。だから…お前らが美姫を支えてやって…。」
そうか…美姫はずっとー人で頑張ってたんだ。
俺たちが…美姫のこと…支えてやろう。
仲間としても,男としても…。