バチっと目が合った。



「俺、冴嶋 透。よろしく」


冴嶋は優しい笑顔だった。



トクン…



だっ、駄目だよ私!



もうあんな思いはしたくない。



誰とも関わらないってきめたんだ…。



私は何も言わずに窓の外を見た。