でも、マスくん1人だ。



 確か、同僚さんもいるんじゃ…。



「同僚さんは?」



「あ。腹減ったうるせーから、さっさと店行かせた。案内するよ」



 マスくんは、あたしの手を引っ張って、店に連れて行ってくれた。



 歩いてすぐの、焼肉屋さん。



「ごめんね。俺らの好みに合わせちゃって」