声、ちっちゃかったかな。



 聞こえたかな…。



「くんついてるんだ。出来ればマスがいいけど、それでもいいや。新鮮で」



「はい。あたしはなんでもいいですよ」



 あたしは、初めて自分から言った。



 なんか、この人なら安心できたんだ。



「じゃ、泉ちゃん。よろしくね」