―――……
「まあぁひいぃろおぉぉっっ!」
「……は?」
……え?
「目ー覚めたか? 大丈夫か!?」
……え?
「まったく…急に倒れたからびっくりしたぞ。真っ青だし……無理させたからな…。しかしここが病院でよかった」
……え?
「すぐに対処してくださったんだっ。あとは絶対安静でゆっくり療養しろとのこ…」
―ぐゎらっ
『マヒロ倒れたって!?』
『大丈夫なの!』
『おいおい少しは落ち着け。大丈夫なもんも大丈夫じゃなくなるってもんだぜ』
何事か状況を判断しかねているあたし。
そこへ、なんかえらく大慌ての様子のメイリー達が飛び込んできた。
しかもその言葉からすれば、どうやらあたしは倒れたらしい。
……。
……倒れた?
「えちょっと…」
少し焦って上半身を起こし、とっさに父様に目を向けた。
「ああ、大丈夫だよ。なんせここは病院だからね!?」
「かっくんは?」
「へ? ……ああ…向かいの病室に……ってちょっと!?Σ」