葵side**
さっき酔い潰れた真季をしょった玲太と別れた。
正直、メンバーの中でも真季がいないとあまり盛り上がりきらない。
ムードメーカー的存在。それが真季だ。
あたしは胸まで伸びる自慢のゆるふわカールを指で遊びながら郁也の隣を歩く。
いつもは真季の隣を狙って素早く行動するんだけど今そんな必要はない。
そう、あたしは真季が好き。
初めて会ったときの印象は最悪だったなんてのは内緒。
でも今はとってもいい仲間。いや、それ以上。
「どの店行く?そういえば次の店決めてないな」
どこぞのオッサンみたいに居酒屋を回るノリな郁也。
「そうね、ラウワン行かない?」
「おおー!いいねラウワン!玲太に知らせないとね!」
やっぱりでも真季がいないといまいち決まらないんだよね。
本当、あの人のことを世間はアイドルって呼ぶんだね。
未亜が隣でコムを取り出す。
静かな夜にコールの音が少し耳に入る。
「あ、もしも…」
未亜の歩く足がいきなり止まる。
私と郁也はその一歩先でそれに気付いて立ち止まる。
さっき酔い潰れた真季をしょった玲太と別れた。
正直、メンバーの中でも真季がいないとあまり盛り上がりきらない。
ムードメーカー的存在。それが真季だ。
あたしは胸まで伸びる自慢のゆるふわカールを指で遊びながら郁也の隣を歩く。
いつもは真季の隣を狙って素早く行動するんだけど今そんな必要はない。
そう、あたしは真季が好き。
初めて会ったときの印象は最悪だったなんてのは内緒。
でも今はとってもいい仲間。いや、それ以上。
「どの店行く?そういえば次の店決めてないな」
どこぞのオッサンみたいに居酒屋を回るノリな郁也。
「そうね、ラウワン行かない?」
「おおー!いいねラウワン!玲太に知らせないとね!」
やっぱりでも真季がいないといまいち決まらないんだよね。
本当、あの人のことを世間はアイドルって呼ぶんだね。
未亜が隣でコムを取り出す。
静かな夜にコールの音が少し耳に入る。
「あ、もしも…」
未亜の歩く足がいきなり止まる。
私と郁也はその一歩先でそれに気付いて立ち止まる。