僕の名前は加藤雄大。
ブログを始めた中学3年生の5月。

当時の身長は173cm。
クラス委員を務め、顔や容姿は決してよろしくないが、学業はまあまあの成績を修め、部活はバスケ部でスタメンとして奮闘し、誰もが経験したような、普通の中学校生活を送っていた。


中学3年生で受験勉強という地獄が控えてる中、僕はほんの気まぐれでブログを始めた。
当時の僕がどういう気持ちでいたかなんて覚えてない。
ただ覚えているのは、ブログを始めたことを知らせるため、夜中の3時に色々な友達にメールを送り、クレームが殺到したぐらいだ。

日々の記事には、ただ自分の気持ちを書きなぐっていただけ。
当然他人に見せられないほど稚拙な文章だったけど、面倒くさがりの僕のわりにはけっこう更新してた。


ブログの友達は学校の友達や、その友達つながり程度で、顔も見たことも話したこともないような人と友達になったりするようなことは無かった。

しかし僕はそれでも気にならなかったし、むしろそれで満足していた。



ところが6月の下旬頃。
とある女の子からの友達希望メールから、物語は始まる。