店から、変な爺さんが出てくる。





こっちに向かってくる!!!




足が動かない!




「そんなに、恐れるな。」

いつのまにか、近くに来ていた。

「おぬし、“空白の書”を完成させないか?」

空白の書?なんだそれ?




いつのまにか、怖がらなくなっていたが、同時に爺さんに

興味を持っていた。

「ひとまず、家に来い。話してやろう。」





ガラッ


『おじゃましま~す。』

あっ明るい!外から想像もできない位、明るい!



「別に驚くな。」


『それで、“空白の書”って何?』


「“空白の書”は完成されないまま、1冊だけ発行された本じゃ。作った者は分からないが、その本には人を呼びこむ力があるという。」


はっ?

何言ってんの?

呼びこむとか、ありえないだろーが。







でも・・・でもなんでだろう?

なんかもっと、話を聞きたいと、思ってる。