『なんだよ。』


「お主、闘い方も知らんだろ?闘い方も知らずにどうやって旅に出るのだ?」

『爺さんに頼るに決まってんだろ。』


爺さんが、深いため息をつく。


「…ユウキ!なにを寝ぼけたことを言っておる!お主も一緒に闘うのじゃ。自分の身は自分で守れ!それができん奴はこの世界で生きてはいけない。だいたいそれができんなら、お前を連れて行く意味がないわ!」


『じゃあ、どうしろって言うんだよ。』


「それを今から教える。付いて来い!」


あらら、爺さん切れちゃったよ。


まったくしょうがねぇな。



「ユウキ、さっさと来い!」


『はぁーい。』