「話って?」


屋上に入ったところで、そう聞いた。


「何かあったんでしょ?」


「え?」


「皆は騙せても、あたしは騙せないよ.....あたしは琴美の親友でしょ」


「まどか.....」


そう言われて、ずっと我慢していた涙が出てきた。