「でも違うって言ったん「俺がっ!!」


柄にもなく叫んでしまった。


「胡弥…。」

「あっ…ごめっ。

でも
俺が…俺が風音を間違えるはずがない。」




そう。あれは風音なんだ




「まぁ。落ち着け。胡弥。」



ハッと我にかえり周りを見渡すと周りの視線を浴びる。



「胡弥くんが熱い!!
かっこいいー。」

「胡弥くんのギャップに弱いんだ。私。」




うっせぇよ。
胡弥って言うな。
お前達に呼ばれてたまるか。
お前の好みなんか知るかっ!!


「おいっ!胡弥。」

「あぁ?」

「胡弥。顔怖ぇよ。」



燐がフッと鼻で笑ったのが聞こえた。