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「かざねちゃん!!みて!!
"よつばのくろーばー"だよ♪」

ほらっと自慢気に見せる。



「いいなぁー!くるみくんは…。
かざねには
しあわせがこないのかな…。」

泣きそうな風音に俺は姉貴に教えてもらった
クローバーの指輪を作って風音の小さな指に通したんだ。


「ぼく、かざねちゃんがだいすき!!」

小さい俺の精一杯のプロポーズだった。


「かざねもくるみくんだいすきだよ!!

くるみくんのおよめさんになる!!」


ニコッと微笑む風音が天使のようで
俺は風音に自分の柔らかい唇を風音のピンク色の唇に

ただ触れるだけのキスをしたんだ。


『ずっと一緒』って約束をしながら。