『トキヤ』

トキヤはベッドで寝ていた。

『どうした?』

ぶっきらぼうにトキヤが言った。

『あれから冷たいね』

トキヤは下を向いた。

『悪かった。
あんなことはしない、もうしないから』

トキヤ……

トキヤはわたしを傷つけた、
と思ってたの?

『どうかしてた。
お前をどうかしたかった』

『わたしは嫌いじゃないよ』

トキヤのベッドに座った。

『好きか?俺を』

『わかんない』

正直な気持ちを吐露した。
『キス、しようか』



キスしたまま、
ベッドに流れこんだ。