いつからこんな気持ちになっていたんだろう。
それが分からないまま時間は過ぎて行くばかりで―――――
いつの間にかあたしはアイツのことしか考えられなくて―――――


ピピピピッ
「ん・・・今何。。。!?8時!?
 やばいっ!あと30分しかない!!!!」
と言いながら、せっせと制服に着替えて
急いで階段を降りる。

「お母さんっ!なんで起こしてくれなかったの!?」
「何度も起こしたわよー」
「もうちょっと根気よく起こしてくれてもい「そんなこと言う暇があったら早くご飯食べちゃいなさい」
と、話を遮られた。
だがあたしにはもう時間がない!!!
ダッシュでご飯を食べた。
「いってきまーす!!!」
バタン

もう!時間ないよー!あと15分だぁ!!!
一生懸命走るあたし。バコンッ
後ろからかばんで叩かれたあたし。
その叩いた人は案の定コイツだ。
コイツは、幼馴染の氷野悠也。
どsでいじわるな奴。
「足おせーんだよ!バーカ」
うっざ!!!
「うるさい!あたしだって本気を出せば・・・」
やっぱりやめた。コイツなんかに構ってる暇があったら
とっくに学校についてる。
「あれ、いいかえさねーのか?」
「いいかせしませんよーだ!悠也のばーか!!」
「おいてめ、待てコラぁぁぁぁ」


と言いながら楽しそうに走る。
ガラッ
「ハアッハアッ」
疲れた。全力疾走で走ったせいか、体力が・・・
「咲結おっは~」
と言っているのは幼稚園からの大親友、
渡辺結愛。かわいくておもしろい自慢の友達。
「結愛おっは~」
「遅かったぢゃ~ん。どしたの??」
「悠也の馬鹿がいろいろ言ってきてさ~・・・」
なるほどねぇ~と納得していた。
キーンコーンカーンコーン